2021年10月23日に開催された神戸学校が無事に終了しました。
テーマは「カカオの可能性」について。弊社代表の吉野を含む3名のゲストスピーカーと共に、「ビジネス」、「ショコラティエ」、「科学」の3つの観点から、カカオの持つさまざまな可能性を探っていきました。
1人目のゲストスピーカーの上野さん(株式会社DK-Power)は、石川県加賀市で「カカオの森づくり」に挑戦しています。本来カカオは赤道直下の環境でしか栽培できず、日本ではカカオを栽培することはできないと言われていました。しかし、近年では沖縄でもカカオの栽培が試みられ、カカオの栽培可能地域が少しずつ変化しつつあります。
石川県加賀市は日本有数の温泉地帯であり、温泉の排熱を利用してカカオを栽培しようというのが「カカオの森づくり」プロジェクトです。カカオを植えてから収穫できるまで5年ほどかかりますが、その間にどんなことができるか、といったようなことも含めて議論が交わされました。
2人目のゲストスピーカーの永井さん(株式会社ANBAS代表取締役・一般社団法人サイエンティフィックアロマセラピー協会代表理事)は、カカオと健康をテーマに研究されており、カカオが人間の身体にどのような影響をもたらすのか、カカオが秘める可能性について解説されました。カカオの香りが自律神経を刺激することで、脂肪分解効果や美容効果を与え、直接口にするとカカオの濃度によって血圧の低下や睡眠の促進などの作用もあるとの実験結果が出ており、人間の体に様々な良い作用をもたらすことが期待されています。
3人目のゲストスピーカーの吉野(弊社代表取締役)は、カカオ農家を取り巻く現状やDari Kを創業した経緯のほか、カカオの可能性を広げる取り組みとして、グラインダーやマイクロ波焙煎を中心に話が進んでいきました。
3人のゲストスピーカーによるパネルディスカッションでは、会場やオンライン中継を通して寄せられた質問への回答も含め、議論が活発に交わされました。途中で「カカオに運命を感じますか?」という視聴者の方からの質問も飛び出し、笑いに包まれた場面も。
そんな講演の様子をご覧いただける動画が11月12日より配信されましたので、ご関心のある方は以下URLよりぜひご視聴ください(有料)。
【参照】
フェリシモ カカオの可能性を開く3人のメッセージライブ収録動画配信を11月12日にスタート。 「神戸学校online」|株式会社フェリシモのプレスリリース (prtimes.jp)