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Dari K通信 ~カカオを通じて世界を変える~
第7号
2017.9.4.
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いつもDari Kをご愛顧いただきありがとうございます。
夏の農園ツアーが終わると、インドネシアはカカオの
収穫期に入ってまいります。最大のピークを迎える
10~1月ともなると、スラウェシ島でも倉庫は天井
めいっぱいまでカカオ豆の詰まった袋がうず高く
積み上げられます。
一方で、豆を迎え撃つ我々の側でもピークの季節を
迎えます。秋から冬にかけてまさしくチョコレート
の季節が到来し、それに向けて新たな企画を練りに
練って、美味しいカカオの実りを日本の皆様へと
お届けするための仕込みの時期がこれから始まり
ます。
今年のカカオ豆がどんな味わいを見せてくれるのか、
我々自身今から楽しみでなりません。お披露目まで
あと少し、皆様も是非ご期待ください!
それでは第7号、是非最後までご覧ください。
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【今週の目次】
1. 季節のおすすめ
2. Dari Kからのお知らせ
3. スラウェシ日記
4. 吉野のコラム
5. 今月のスケジュール
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1. 季節のおすすめ
徐々に涼しさの感じられる今の時期にお勧めしたい
お菓子が『チョコレート・ヒル』です。
見た目はかわいらしく小ぶりながらも、濃厚なカカオ
の風味をぎゅっと凝縮させた、実は骨太なこのケーキ
よく冷やして小さめに切り分けて楽しむのが普通の
「お勧め」ですが、ちょっと趣向を変えた楽しみ方を
ご紹介いたします。
電子レンジで、中心部がほの温かくなるまで10~20秒
豪快に1つ丸ごとでしたらもう少し長めに温めてから
お召し上がりいただくと、冷えた状態とはひと味違う
むせ返るほどのカカオの香りをご堪能いただけます。
さらに手を加えられる時は、緩めに泡立てた生クリーム
(砂糖は加えず)を添えてみてください。
冷たいお茶も温かいコーヒーも、またお好きな方には
リキュールやブランデーにもよく合いますので、是非
ご自身のお好みのペアリングを探してみてはいかがで
しょうか。
◆◇『チョコレート・ヒル』
(オリジナルギフト箱入・1個)
http://dari-k.shop-pro.jp/?pid=100102809
前号でご案内いたしました『オリジナル・クーベル
チュール 78%』の販売を開始いたしました!
スラウェシ島のカカオの風味を是非お楽しみください。
◆◇『オリジナル・クーベルチュール 78%』
カカオ分78%(袋入・100g)
http://dari-k.shop-pro.jp/?pid=121906012
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2. Dari Kからのお知らせ
こちらでは、講演会登壇やイベント出展など
Dari Kのもう1つの側面での様々な活動に
ついてご案内、ご報告いたします。
前号で予告しておりました9月以降の催事出店
情報を今回はご案内いたします。
1つ目は、春と秋の恒例となりました新宿タカシマヤ
の『美味コレクション』です。この期間だけの限定で
初登場のイートインメニューをご用意しております。
もちろん、定番のチョコレートの数々も取り揃えて
おりますので、通学・通勤の途中に、お買い物の
ついでに、是非お立ち寄りくださいませ。
◆◇9月14日(木)~19日(火)
『~新しい食の発信~美味コレクション』
場所:新宿タカシマヤ 11階催会場
※WEBサイト準備中
2つ目は、新宿伊勢丹『マ・パティスリー』に初登場
いたします。話題のパティスリーを国内外から厳選
してご紹介されるこちらで、Dari Kの今秋の新作を
どこよりも早くお届けいたします。
◆◇9月20日(水)~10月3日(火)
『マ・パティスリー』
場所:伊勢丹新宿店 地下1階
※WEBサイト準備中
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3. スラウェシ日記
こちらでは、インドネシア・スラウェシ島駐在
の弊社・足立より、現地での活動とフレッシュ
な情報をお届けします。
ツアーでの奔走も冷めやらぬまま、現地ではカカオ
の収穫・発酵・乾燥と日々休まることなく、目前に
は収穫最盛期が控えています。
スラウェシで輝くカカオの姿を(ほぼ)リアルタイム
でご覧ください。
◆◇今週のスラウェシ
8/30UP:喜んでもらえたのかな…
https://goo.gl/DrA4ji
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4. 吉野のコラム
◆◇Vol 7. 「2017年カカオ農園ツアーを終えて」
8月20日~27日の約1週間にわたるカカオ農園ツアー
が今年も無事終了しました。前回のコラムで記載した
通り、今回は参加者50名、スタッフ5名の総勢55名
の大所帯。バス3台をチャーターし、一路カカオ農園
のある村までいってきました。
実際現地で体験したことを言葉で描写しても、あの時
の興奮を伝えるのは非常に難しいのですが、今回の
ツアーのハイライトの1つだったイベントについて
書こうと思います。
そのイベントとは、地元の小学校でのカカオ豆から
チョコレートづくり教室。これまで日本はもとより
現地インドネシアでも、地元の方を招いてカカオ豆
からのチョコづくりを一緒にやってきました。
ただ、近所の方やカカオ農家の方が参加されること
はあっても、平日ということもあり、こどもたちが
参加するという機会はそれほど多くなかったのも事実。
そこで、Dari Kとして初の試みではありましたが、
地元の小学校でこのチョコづくり教室を開催したのです。
まあ、ややもすると簡単そうに聞こえちゃいますが、
小学校の校長先生に主旨を説明して、特別授業の
時間をとってもらい、そこに日本人ツアー参加者50人
が来て小学生と一緒にチョコづくりをする段取りを
とるのは、まあ大変なわけです。
そもそもその村に外国人観光客が来ることなんてまず
ありません。Dari Kが来る前は、1年間に訪れる外国人
観光客の数は10人にも満たなかったとか。1年で10人
以下ですからね。Dari Kのツアーは1週間で50人も
来てしまうわけで。まあそれはそれは大ごとなわけで、
日本からのDari Kカカオツアー参加者をもてなすと
いうのが、地元政府観光局にとっては毎年8月の最大
イベントになっちゃうわけです。
話を戻しますが、小学校でのチョコづくり教室を開催
したわけです。農家の家から歩いて小学校に向かうと、
小学生が2列になり、その間をツアー参加者が通れる
ように迎えてくれました。
BGMが校歌だったのかインドネシアPOPSだったのかは
分かりませんが、なんとライブ、つまり校長先生自ら
マイクを持って歌っていました(笑)
教室に入ると沢山の児童がソワソワ。他の学年の子や
違うクラスの子も教室の窓から顔をのぞかせ、大量の
日本人が来たことでテンションは大フィーバー!
「お父さん・お母さんがカカオを栽培してる人?」
と聞いてみると、恥ずかしがって2割くらいしか手が
挙がりませんでしたが、その村の住民の大部分は
カカオ農家であることを私たちは事前に知っていた
ので、シャイなこどもだなーと思いつつチョコづくり
は始まりました。
日本人は10名ずつ5チームに分かれ、そこに児童
10名が加わり、各チーム20人のチーム戦。まずは
焙煎したカカオ豆の皮むき競争から。どのチームも
白熱して皮むきに集中します。
カカオ豆の皮をむき終わったら、続いては最大の難関
であるカカオ豆をすり潰してペーストにする作業。
フードプロセッサーを使えば一瞬で出来るこの作業も、
あえて電化製品は使わず、子供たちが自分たちで、
家でもできるようにと、手動でやることにしました。
日本から持参したすりこ木とすり鉢で挑むチームも
あれば、現地で「サンパル」と呼ばれるトウガラシ
やニンニクなどをすりつぶして香辛料のペーストを
作る石製の鉢と棒でやるチームもあります。これまた
競争したのですが、とにかくもう各チーム豆を潰して
練って、という作業を延々と続けます。約30分くらい
経つとカカオ豆から油分が出てきて徐々にペーストに。
すると、それまでカカオ豆⇒チョコレートになると
いう実感が湧いていなかった子供たちも、一気に
目が輝き始めます!
「スマンガッ!」(現地語で「頑張れ!」の意)の
大合唱が続く中、はちみつと粉乳を入れさらに練る
こと15分。開始からは1時間少し経ってようやく
チョコレートが出来上がりました!!
熱帯の暑い暑いインドネシアの小学校の教室には当然
エアコンはありません。扇風機でさえありません。
暑い中、1時間以上の作業は疲れたけど、最後にチョコ
が出来た時の子供たちのキラキラした笑顔、それを同じ
空間で一緒に作り上げた日本人参加者の優しい眼差し。
私はこの情景を一生忘れません。
待ちに待った試食タイム。1時間かけて作ったチョコ
は30秒も経たぬうちに一瞬でなくなりました。
ちょっぴり苦く、ちょっぴり甘く、異国の大人と
一緒に作ったチョコは、現地の子供たちにとっても
特別な味がしたかもしれません。
最後に全員集まって校庭で集合写真。子供と日本人の
ツアー参加者の写真撮影が終わると、今度は先生方が
「こどもはあっちに行って!大人だけで撮るわよ!」
といってみんな大爆笑!大勢の子供が見守る中、先生
と参加者でもパチリ。
後で聞いた話では、はじめは先生方も「この村では
多くの世帯がカカオ農家ではあるけど、チョコづくり
なんてしたことないし、外国人も来ることがないから
不安」ということでチョコづくり教室自体もちゃんと
できるかどうか、とっても心配だったそう。それは
そうですよね。日本でも、いきなり外国人が50人来て
子供と一緒に何かお菓子を作るからといわれても、
「はい、そうですか。やりましょう。」と二つ返事で
快諾してくれる小学校なんてきっとそうそうないと
思います。
でもたかだか2時間のイベントではありましたが、
子供も先生も大喜び。自分の親が作っているカカオが
チョコになることを知らない子や、知ってはいても
チョコを食べたことがない子も少なくない村で、
このチョコづくり教室が子供に与える影響はすごく
大きかったのだと思います。
自分の親が栽培しているカカオにも愛着が湧くだろうし、
チョコは原料のカカオさえあれば大変だけど自分でも
作れることを知った子供たち。彼らは今後の人生に
おいてチョコレートを食べるたびに、この日のことを
思い出すかもしれませんし、外国人を見てもこの日の
ことを思い出すかもしれません。
その後…校長先生から「このチョコ教室をうちの学校
だけじゃなくて、村の他の学校でもやってもらいたい」
と依頼が来たそうな。『カカオを通して世界を変える』
この夏、少しまた前進できたような気がします。
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5. 今月のスケジュール
こちらでは、催事出店やイベント出展の予定や
テレビ・雑誌などのメディアでのご紹介予定を
中心に、ご紹介してまいります。
9月・10月はいよいよ、秋の新作を携えて東京の
催事へ出店いたします。関東圏の皆様、お越しを
心よりお待ち申し上げております。
◆◇9月14日(木)~19日(火)・東京
『~新しい食の発信~美味コレクション』
場所:新宿タカシマヤ 11階催会場
(催事出店)
◆◇9月20日(水)~10月3日(火)・東京
『マ・パティスリー』
場所:伊勢丹新宿店 地下1階
(催事出店)
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最後までご覧いただきありがとうございます。
蒸し風呂のような京都の暑さもそろそろ終わりに
近づき、朝晩はひんやりとした空気が心地よい季節
となってまいりました。秋に向けて、冬に向けて、
『チョコレート屋さん』としてのDari Kの活動も
日に日に忙しなくなってまいります。
そして毎年お届けしております『新作』デビューも
もう間もなく、皆様の手元にお届けできる日まで
今しばらくお待ちくださいませ。
引き続きのご支援、ご愛顧、そしてご愛読の程
何卒よろしくお願い申し上げます。
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発行元 Dari K株式会社
発行責任者 大澤祐子
URL: http://www.dari-k.com/
Email: shop@dari-k.com
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