一般社団法人BoP Global Network Japanと金沢工業大学により設立された【SDGsビジネスアワード】におきまして、この度、我々Dari K株式会社が4つの部門賞のうち【エンゲージメント賞】を受賞いたしましたことを、改めましてご報告いたします。
下記、大賞および4部門賞の各受賞企業です。
◆大賞: フロムファーイースト株式会社
◆エンゲージメント賞: Dari K株式会社
◆エコシステム賞: 会宝産業株式会社
◆クロスボーダー賞: 全日本空輸株式会社
◆スケールアウト賞: 株式会社すららネット
去る5月26日(金)、各賞の表彰式、ならびに受賞企業によるパネルディスカッションが開催され、弊社代表・吉野が参加してまいりました。
我々の日々の取り組みをこのように「賞」という形で評価していただき、そしていつも応援、支援してくださっている皆様へその結果をご報告できますことを、大変嬉しく思います。
これを励みにより一層力を注いで取り組んでまいりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。そして、今後もDari Kの活動に、是非ご注目ください。
ここからは、今回のアワードにつきまして皆様にご報告、ご紹介いたします。
少々長めの内容になっておりますが、ご容赦くださいませ。より深く知りたいという方に是非ご覧いただければと思います。
■開催概要
開催日:5月26日(金)
会場 :金沢工業大学虎の門キャンパス(東京都港区)
参加者:約50名(関係者および一般募集)
(プレスリリースはこちら)
■プログラム内容
◆◇SDGsビジネスアワードの概要紹介
会は、主催のBoP Global Network Japanによる本アワードのご紹介からスタートいたしました。
BoP Global Networkは、BoP(Base of the Pyramid)ビジネスの創出、および既存事業の拡大に貢献することを目的として作られた、世界30か国に拠点をもつネットワークです。
その日本における拠点であるBoP Global Network Japanは、日本企業を中心としたBoPビジネス関連の取り組みを世界に向けて発信すると同時に、日本国内への共有も図る活動をしています。
本アワード発足の背景として、日本企業による取り組みの世界へ向けた発信が限定的である、という問題が挙げられます。
様々な優れた取り組みを広く国際会議などの場を通じて発信すべく、この『賞』という形が設けられました。事業内容の発信こそが目的であり、したがって賞金などの授与もありません。
今年3月に最終ノミネートされた企業に対し、様々な分野・組織の有識者を中心とした選考委員により、以下6つの基準に基づき各賞受賞企業の選考が行われました。
①エンゲージメント: 社会課題の解決に関心が高くない一般の人をどれだけ魅き付けたか?
②エコシステム: どれだけ複数の企業を(自発的に)巻き込んだか?
③スケールアウト: どれだけ複製しやすいモデルとして展開したのか?(仕組みの提供・セミナー実施など)
④クロスボーダー: 途上国の課題と先進国の課題の双方の解決に貢献したのか?
⑤社会インパクト: 従来の開発手法よりも「継続可能性」「拡大可能性」「費用対効果」のいずれかにおいて優れたインパクトを実現しているか?
⑥財務インパクト: 「利益率の高さ」「利益の大きさ」「リスクの削減効果の高さ」「費用対効果」「新規事業案件の発掘件数」といった具体的な指標のいずれかにおいて、既存の活動・事業よりも優れたインパクトを実現しているか?
◆◇受賞企業紹介
大賞:フロムファーイースト株式会社
カンボジア荒地にてオーガニック化粧品の原料となる植物を植林。今後はアパレルなど他業種との協業にも展開してエコシステムを構築し、植林規模・販売網とも拡大を図る計画。
エンゲージメント賞:Dari K株式会社
エコシステム賞:会宝産業株式会社
中古自動車部品の輸入が禁止されているブラジルで、自動車部品の使い方を指導しリサイクルを推奨する取り組み。
クロスボーダー賞:全日本空輸株式会社
航空券代の一部を社会起業家(チェンジメーカー)のフライト費用に還元し、その活動を支援する『BLUE WINGプログラム』を確立。
スケールアウト賞:株式会社すららネット
※受賞式のみご参加
◆◇パネルディスカッション
各受賞企業が以下より1つのトピックを選び、スピーチをしました。
① 従来の市場で高いパフォーマンスを発揮していた第一線人材がSDGsビジネスに取り組んでいること
② 身近な課題を地球規模の課題にとらえて「WHY」にこたえるストーリーを語っていること
③ 第一線の起業家や企業が受賞企業の周りに集まり、独自のエコシステムを形成しつつあること
Dari K 吉野は、③をピックアップ。
大手企業(チョコレート関連)ではカバーしきれない現地・現場でのオペレーションを実施できるというのがDari Kの強みとするところであり、その部分をDari Kが担うことで協業関係を確立、一方で大手企業による販売網を活用した収益確保も実現できる、というシステムを構築しつつあります。
各スピーチに続いて、参加者の方からいくつかの質問を挙げ、各企業がそれに回答するパネルディスカッションが行われた後、閉会となりました。
今回、素晴らしい賞を受賞できたこと自体、我々の活動がひとつの結果を残せたという喜びではございますが、この受賞をきっかけとして、アワードでも多くの貴重な出会いの機会をいただいたり、またメディアを通じてこれまでDari Kについてご存じでなかった方々にも認知していただくことが叶い、そうして我々のつながるネットワークがますます広く、強いものとなっていくことにこそ、大きな意義があると感じております。
改めまして、皆様の日々のご支援のお陰をもちまして、本アワードの受賞にいたりましたことへの心からの感謝と、今後ますますの活動への尽力に努めてまいりますことの決意を、これをもってお伝えさせていただきます。