7月30日の夕方。
お店を16:00に閉める予定が、お客さんが
途切れなかったため、17:30まで延長することに。
18:00には空港行きのジャンボタクシーが
到着するので、急いで閉店準備。
「7月31日~8月7日までインドネシアへ
研修旅行のためお休みさせて頂きます」
とドアに貼り、私たち7人は京都をあとにしました。
さすがに初めて飛行機に乗るという人は
いませんが、7人中3人は初海外。
今回の研修のためにパスポートをとったわけです。
60ヶ国近くバックパックで旅をしていた私に
とっては当たり前のことが、みんなにとっては
すごく新鮮!
イミグレーションを通り、みんな興奮気味です。
『飛行機に乗っても、みんな興奮して
眠れないんだろうな~。明日朝から行動するから
休めればいいけど』そんな風に内心思って
飛行機に乗ると、みんなすぐに爆睡。
若いっていいですね・・・。
結局眠れない僕は一人で機内ゲームのテトリスを。
眠れないからやっているのに、燃えてますます
眠れなくなる悪循環。
そんなこんなで朝6時に、すっきりお目覚めの6人と
目を真っ赤にした僕はシンガポールについたのでした。
シンガポールで乗り換えてインドネシアに行くわけですが、
スラウェシ島までの道のりはまだまだ。
ジャカルタで再度乗り換える必要があります。
シンガポールでの待ち時間は3時間ほど。
普通3時間ほどの待ち時間ならば空港でおとなしく
時間を潰すのが当たり前。
でもそこはDari K、アグレッシブに街に繰り出します。
まだ夜が明けきらず、真っ暗闇の中、始発に近い
電車にのって市内へ。目指すはチャイナタウン。
チャイナタウンで中華粥とビーフンを食べるためだけに
空港を出た私たち。しかもタクシーでなく電車移動。
でもいいんです、若いから。
こうしてありついた朝食はこんな感じ↓
ビーフンにお粥に、ラクサ(ココナッツミルク&カレー風味のラーメン)、
サトウキビジュース、コーヒー、MILO(ミロ:現地での発音は「マイロ」)
トウファ(豆腐に甘い蜜がかかったもの)、ユーティアオ(揚げパン)
そして頼んでないのにきてお金を払ってしまった刺身。
豪華ですね~。
これをみんなで食らったわけです。
当然刺身は残るわけです。
何の魚か分からない、何で注文してないのにきたのかも
分からない、なのにお金はとられている(店のスタッフが
払ってしまった・・・)、そんな刺身だけが残るまま
完食し、また一路空港へ戻りました。
ジャカルタでの乗り換えを経て、ようやくスラウェシの州都
マカッサルについたのはもう夕方。
空港を出ると、いっせいにタクシーの客引きがやってきます。
ここでふっかけられた値段で妥協してはいけません。
インドネシア語で値段交渉していざホテルへ。
京都を出て約24時間後にようやくマカッサルへつきました。
夕飯はローカルなものを、ということで
jalan jalan(じゃらん じゃらん)。
「じゃらん」はインドネシア語で「道、通り」という
意味ですが、じゃらん じゃらんで「散歩する」という
意味になります。
なのでじゃらんじゃらんしながら、マカン(食べる)に
行きました。
実は今回のこの旅、ある盲点がありました。
それは「ラマダン」つまりイスラム教では
断食の期間に当たっていたのです。
夜明けから日没まで水さえ飲まないラマダン。
ちょうどマカッサルについて、夕飯を食べに出たのは
19時過ぎだったので、その日の断食を終えた
人が沢山外におりました。
中でも一番にぎわってるお店に入ります。
スラウェシ名物(?)のMie Ti Ti(ミーティティ)。
固焼きそばっていう感じですね。
メニューには6種類のMie(麺)が載っていたので、
全て注文してみましたが、どれも器が違うだけで
味も中身も同じような・・・
これを完食したあとも、まだまだじゃらんじゃらんは
続きます。
「サテー」と呼ばれる焼き鳥のような串焼きに
ピーナッツソースがかかったものを食べたり、
アボガドジュースを飲んだり。
次に発見したのはこちら↓の屋台。
おじさん、何を焼いてるのかと思ったら
バナナ(ピサン)ですね。バナナを平たく
押しつぶして乾燥させたものを炭焼きにして
それにカラメルソースをかけます。
こんな感じ↑
3個で約50円。
けっこう歯ごたえがあって、これだけで
お腹いっぱいになる感じ。
このあとも焼きピーナッツを食べたりして、
屋台ホッピングをしながらホテルへ戻り
スラウェシ初日の夜は更けていくのでした。
(つづく)
訪問記Part 1
2012年8月14日