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dari K to the World
ブログ

漁師とMBA

私のブログを見て元気をもらったとか、前向きに
なれたとか、そう言って頂けることが増えてきました。
なんてありがたい!
そうです、大きなキャリアチェンジしたって大丈夫。
ちょっと前までは上場企業の取締役クラスの人に
取材をし、財務分析をし、多額の資金を運用していた
私ですが、今はその対極のようなことをしています。
でもそれは決してマイナスではありません。
扱うお金の0の数は6桁も7桁も違うけど、
増えたものもあります。
それは自分がインパクトを与えうる人の数。
インドネシアのLuwu,Palopo,Masambaの農家の
みんな、待っててね~!俺日本でみんなが
一生懸命育てたカカオの豆使って頑張ってるから~!
ということで、今日は以前私がとっても考えさせられた
あるエピソードを紹介します。私が読んだのは
英語の文でしたが、日本語訳版も出回っているようなので、
今回それをそのままコピペさせて頂きます。
それでは、どうぞ。
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メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が
獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、漁師は、自分と自分の家族が
食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを
取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら
大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、
儲けも増える。その儲けで漁船を2隻、3隻と
増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出て
メキシコシティに引っ越し、ロサンゼルス、
ニューヨークへと進出していくだろう。きみは
マンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」
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以上です。いかがでしたか?
示唆に富むエピソードですよね。
人それぞれ感じ方はあると思います。
私の感想は敢えて書きませんが、
色々考えさせられるエピソードでした。