【ご案内】
幕末より京都は四条川端でお茶屋として、
また大正時代からは祇園で料亭を営む「津田楼」さんと
コラボレーションして「ドイツワインとDari Kのチョコレート」を
津田楼さんでやっております。
美味しいワインと極上のチョコレートを
風情豊かな祇園の料亭で是非お試しください!!
さて、バレンタインが終わって1週間。
ようやく普通の生活に戻ってきました。
実際は取引先や色々な営業に来られる方、
取材希望の方などには「バレンタインまでは忙しいので
それまで待っていてください」と言っていたので
バレンタイン後の1週間もかなり慌しかったですが
それもようやく落ち着いてきました。
店内には、しばらくお休みしていたクエカカオも
キャラメルカシューナッツも並び、再び充実した
ラインナップになっております!
さて、久しぶりにマーケットに目をやると
現在22日のお昼の時点でドル円が80円台、
ユーロ円が105円、そして日経平均は9,500円を回復ですね。
しばらくマーケットから目を離していたので
良くは分かりませんが、日米金利差拡大や
白川日銀総裁の追加緩和発言もあるのでしょうが
実際はファンダメンタル的なものよりもむしろ
テクニカルに上げやすい環境なのかもしれません。
以前金融業界でアナリストをしていたお陰で、
経済の話から業界の話までどの産業の人とも
ビジネスの話を出来るのが今の私の財産ですが、
もうひとつ大変重宝していることがあります。
それは思考の中で「次の次を考える」習慣です。
どういうことかというと、普通職場で上司に
「今日はこれとこれをやっておいて」とか、要は
仕事のTo doリスト(やることリスト)を言われたり
渡されて、それをこなすことがその日の仕事になったり
している人も多いと思うので、それを思い浮かべてください。
この場合、言われた仕事を終わらせることしか
その社員の頭にはなくなってしまいがちです。
終わらせれば任務完了、でもそれって
単に「仕事をこなした」に過ぎません。
じゃあその仕事のクオリティは?となった場合、
高いか低いかはまた別問題。となると、
指示する側(上司)は、「今日はこれとこれを
○○のクオリティでやっておいて」ときちんと
言わなければなりません。すごく精緻にやらなければ
ならないのか、そこまで手をかけずにやるべきなのか。
でもこれで終わりではありません。クオリティが
担保されたとしても、それにかける時間が
「今日はこれをしておいて」だと、その日の労働時間
全てを使ってよいことになってしまいます。
それがたとえ簡単な仕事だとしても、依頼された側に
とっては早く終わらせるインセンティブやモチベーションが
芽生えにくいですし、時間のかかる仕事だと残業になるので
これまた士気が上がりません。
となると、結局「今日はこれとこれを、このクオリティで
○○時間で終わらせて」と指示しなければならなくなります。
おいおい。。。ですね。
ここまで上司が考えていちいち指示してたら、
貴重な上司の時間がなくなってしまうのは自明。
だから社員ひとりひとりが、自分で考え、
与えられたタスクはどのクオリティでどれくらいの時間を
かけて終わらせるのかを常に意識していなければなりません。
またタスクを与えられる前に自分で潜在的なタスクを
探しながら仕事をしていくことも大事です。
あー、今日はお客さん少ないな、だからゆっくり仕事ができる!
なんて考えている人や、そんな人が働いている会社は
潰れるか、少なくとも成長はしないと思います。
お客さんが少ないな、時間があるってことはチャンスだ。
この前思いついた新製品のアイデアを形にしてみようとか、
もっと効率的に製造できるように今のうちに
什器の配置を変えておこう、そんな風に社員一人ひとりが
思えなくてはなりません。
こういうマインドセットを持つのは簡単ではありませんが
一度身についてしまうと、あとは生産性がものすごく
上がります。そして社員同士、お互いを信頼できるし、
プロフェッショナルとしての自覚も芽生えると思います。
でもこのマインドセットを社員に持ってもらうには、
そもそもトップがその企業の向かう先の明確なイメージを
持っていなければなりませんし、それを社員に
シェアして、ビジョンを共有しなければなりません。
「理解」があって、「共感」して、そして「自分で考えて
行動する」。だから時間も労力も無駄にしない。残るのは
結果と達成感。これはトップだけが優秀でも、従業員だけが
しっかりしていてもダメですね。また極端に言えば
一人でもこのマインドセットを持てない人がいたら
その組織はかなりアウトです。
これは業界を問わず、また企業規模を問わずに
重要なことだと思っています。ややもすると
パティシエはケーキを作る人、ショコラティエはチョコレートの
製造だけしていればいいんでしょ、というようなメンタリティで
働く人が少なくない製菓業界。
Dari Kはオープンキッチンなので、ショコラティエと
お客様の間に壁はありません。
お客様の声を聴き、それを励みにしたり刺激にして
より美味しく、より感動を届けられる製品作りに
反映できる環境がそこにはあります。
次の次を見据えたDari Kがどんなアクションを
起こしていくか、どうぞ楽しみにしていてください!
*働きすぎはいけません。
ワークライフバランス、大事にしてください。
仕事で疲れた時にはDari Kのチョコを、
プライベートでリラックスしたいときにも
Dari Kのチョコをどうぞ(笑
マインドセット
2012年2月22日