冬ギフトに!濃厚カカオのテリーヌショコラ

dari K to the World
ブログ

タカシマヤを終えて

しばらくブログが更新できていなくて申し訳ありませんでした。
楽しみにして下さっている方が結構いらっしゃると
分かっているだけに、大変心苦しかったですが、
今日からまた出来る限り書いていきたいと思います。
ところで、私のブログは「今日こんなとこでこんなことしました。
わーい。」的なものではなく、けっこう文章で
ガッツリかくので、よく「ブログ書くのにすごい時間
かかるんじゃないですか?」と聞かれますが、
驚くほど短時間で書いていますのでご安心を。
もともと8年も学生をやっていて、その後も
仕事場ではパソコンのスクリーンを2つも3つも
同時に扱っていたくらいなので、タイプするスピードは
かなり早いですし、頭の中で常に発信したいことが
いっぱいあるので、ブログはそれを吐き出す意味でも
必要なんです!
むしろ自分のためにやってるくらい。
ちなみにもしあと1時間、私に体力があったら
TPPのこと、Dari Kのロゴに込めた願い、
カカオ農場の児童労働について、などなど
バリバリ書きたいです。それくらい書くことは
好きだし、自分の考えを発信するのが
好きなのかもしれません。
さて、まあ今は7日間ぶっ続けで毎日早朝から
深夜までタカシマヤ出店で疲れてるので、
今日は少しだけにしておきます。
まずはじめに、一番重要なこと。
それは、「皆さん、ありがとうございます!」です。
この7日間、どれほど多くのDari K店舗のお客さん・
常連さんがいらしてくれたことか。
もう感激しすぎでした。本当に嬉しかった。
元アナリストらしく、こっそりタカシマヤのDari Kブースの
顧客分析を頭の中でしていたのですが、おそらく
客数の30%以上(3人に1人)は私が顔を見て認識できるくらい
Dari Kの店舗でお会いした人です。
そして残りの60%が、Dari Kのことを雑誌や
友人を通して知っていて、ずっと行きたかったので
今回タカシマヤ出店を知ってお越しくださった、または
たまたまタカシマヤでDari Kを見つけてラッキー、という方でした。
そして最後の10%、つまり10人に1人が、Dari Kのことは
知らなかったけど、なんだか美味しそうだし買ってみるか、
というような方。
ということは、お客様の9割はDari Kのことを既に
知っていた、ということです。この事実から何が言えるのか。
それは、まずポジティブな面から言えば、4月のオープンから
半年そこそこにもかかわらず、お陰様でこれだけの人に
認知されている、ということ(ありがとうございます!)
そして、ネガティブ面は(というか、分かっては
いたけど再確認したのは)、Dari Kの魅力は
食べてもらわなければ分からないし、その裏にある
ストーリーはHPやブログを読んでもらわなければ
わからない、ということ。
換言すれば、百貨店に出したからといって、
それでお客さんが飛びつくわけではなく、やっぱり
味とストーリーをもっともっと知ってもらうよう、
店舗で地道に努力していかねばならない、ということです。
これはとてもいい勉強になりました。
分析ついでにもうひとつ気付いたことを言うと、
Dari Kのブースのすぐ近くにはチョコレート専門店が
2店あったのですが、この2店とDari Kではお客さんの
付き方が全く異なる、ということです。
その2店とも欧州のチョコの老舗ブランドで、
高級チョコの代名詞のようなメーカーですが、
そこで買われるお客様は、8割以上はおそらく
自分用じゃなくプレゼント用でしょう。
お客様が配送の伝票に記入したり、丁重な
ラッピングを依頼していることから分かります。
そしてこのお客様達はご年配の方が多く、
来店時間も朝からほぼ16時までですね。
それとは対照的に、同じチョコレート専門店の
Dari Kはどうでしょう。8割以上のお客様は自分用に
ご購入されます。そしてプレゼント用だとしても
ご自分用には別に注文して下さります。
来店時間はDari Kは10:00の開店~17:00までは
率直に言ってかなり閑散。泣きそうになるくらい。
でも17:00から閉店時間の20:00まではお客様が
殆ど途切れることなくご来店!
ここです、これが今回の学びの一番の大きな
収穫でした。つまり、欧州系ブランドは
自分で買ってまでは食べずに、人への贈り物にする。
翻ってDari Kのチョコは自分で美味しいものが
食べたいから買う、そしてまた美味しいから人にも贈りたい。
なんかマーケティング戦略やブランドのポジショニング
を髣髴とさせる事実ですね。
そしてこの裏には、「贈り物には、受取人に自分の
買ったものが高価なものだと知ってもらいたい、だから
安いのではなく誰もが知っていて高いものを贈る」という心理が
見え隠れする気がします。
『純粋に美味しいから贈る、自分が食べて美味しいから
他人にも教えてあげたい・食べさせたい』
Dari Kは表面的な値段やブランド名でなく、
その実質的な(つまりはチョコの味とストーリー)動機で
選ばれるようになりたい、そんなことをずっと考えていました。
とまあ、徒然なるままに分析結果を書きましたが
これはきっと極めて重要なことなんでしょうね。
私は身体も頭も使わなければなりません。
両方を極限まで使わないと、そもそもDari Kのような
超高コストなビジネスがビジネスとして成り立たない。
でもNPOではなく株式会社として立ち上げたのは
それが補助金に頼らず、独立して経営をして、
持続可能なサイクルまでもっていくため。
何かの本で読んだのですが、利益は究極の
目的ではないが、利益は絶対必要なんです。
なぜならその利益をもって、究極の目的を
達成するために絶えず投資をし、ゴールに
近づかねばならないから。
正直どこまで出来るかはわかりません。
ついこの前まですごく孤独でした。
でも、今回のタカシマヤ出店で、こんなに多くの方に
愛されてる、支持されていると知ったので
また気合を入れて今後も頑張ります。
皆さん、本当にありがとうございます。
そしてお取り寄せサイト、これから再開します。
お歳暮の受付も致します。熨斗(のし)対応も致します。
是非お世話になった方に、Dari Kのチョコレートを
ご利用下さい。