動きが止まってしまったATMがようやく
動き出したと思ったら、コイン返却口を確認してくださいと。
ということでATMの下の方に位置するコイン返却口に
自販機の釣り銭を確認するのと全く同じ要領で指を突っ込みました。
するとどうでしょう。
指に当たったのは固い硬貨とは違う明らかに小さな何かの破片。
予想していたものと異なるものが入っていたので恐る恐る少し
手にとり指を引き抜くと・・・・
なんとカカオ豆ではありませんか!
厳密にはカカオ豆を砕いたカカオニブでした!
なんで硬貨返却口から出てくるんだ!?
理由はわかりませんが、おそらく封筒の中に
硬貨と一緒に数粒のカカオ豆が混じっていたのでしょう。
そうとも知らずに入れてしまい、ATMはATMでまた硬貨を
振り分けようと何度も何度も機械をぐるぐる回したので、
カカオ豆は皮が剥かれ、粗く砕かれたニブになっていたのでした。
思わず笑ってしまいそうになるのをこらえながら
ニブを取り出し、このことを社員に報告しました。
すると、ダリケーの社員のTKは、
「吉野さん、昔はカカオ豆はお金として流通していたでしょう。
今またカカオ豆を通貨としてATMに入れるとは、さすが吉野さんですね」と。
そうなんです、カカオはとても貴重だったので昔はお金として
使われていたのです。さすがに今のATMではカカオをお金として認識しては
くれなかったですが、そういう時代を取り戻すのも面白いかも。
ということで、ダリケーのお給料はカカオ豆での支給になったとさ。
おしまい
ある日の出来事 Part 2
2014年5月21日