昨年2月頃より急速に感染拡大をした新型肺炎コロナウイルスに端を発し、Dari Kの「ペイフォワード」活動が始まりました。医療従事者の支援から、カカオ農家さんへの支援を行った2020年の活動を振り返るとともに、今後の新しい展開についてお知らせいたします。
◆ペイフォワード活動の概要◆
① ペイフォワード(for 医療従事者):2020年4~5月実施
Dari Kが「ペイフォワード」活動を始めたのは、2020年4月のこと。未知のウイルスの感染が広がる中で、あっという間に医療体制は逼迫し、医療従事者は心も体も休まる間もない状況が続きました。
一方で、Dari Kは店舗の一時休業や取引先からの発注の激減などにより、商品の在庫過多に直面。
「この状況が続けば、インドネシアのカカオ農家から豆の買い取りが継続できないかもしれない。」そんな中で思いついたのが「Dari K版ペイフォワード」の仕組みです。来店者がペイフォワードセットを購入すると、同額のチョコレートが医療従事者のもとへ届けられるこの取組は、Dari Kによるカカオ豆の買い取りを継続させ、農家の方々の収入にも寄与しました。
4月20日から5月31日までの期間に、当初の予想を大幅に超える累計3,500人の賛同者を得ることができ、約7万人分のチョコレートをお届けすることができました。
医療機関の選定には、特定非営利活動「まもるをまもる」さんの協力を得ることができ、全国28の医療機関にお届けを行い、また余剰分についてはコロナ禍で特に影響を受けている方たちを支えるNPOなどへの支援には公益財団法人「みらいRITA」さんを通じて寄贈を行いました。
② ペイフォワード・アグロフォレストリ―:2020年9~12月実施
これに引き続き、行ったのが「ペイフォワード・アグロフォレストリー」の取り組み。
コロナの影響で大幅に下落したカカオ豆の国際相場によって、収入の減少が見られたカカオ農家さんたちを中長期的にサポートできるような支援をと考え、「ペイフォワード・アグロフォレストリー」が発足しました。
この取組は、ペイフォワードセットの売上3%を源泉とし、カカオ農園でも育てることができる換金作物かつ、アグロフォレストリーの観点からも有益なトロピカルフルーツの苗を、契約農家のみなさんにプレゼントする仕組みです。
9月から12月までペイフォワード・アグロフォレストリーセットを販売し、店舗・ECサイトにて294セット(1,178,890円分)をご購入いただきました。
現在、苗の選定を行うとともに順次、苗木のプレゼントを行っていく予定です。
◆ペイフォワード参加者からの応援メッセージ◆
ペイフォワードにご賛同いただき、該当セットをご購入いただいた一部のみなさまから応援のメッセージが届いております。(クリックで別ページで開きます)
① ペイフォワード(for 医療従事者)
② ペイフォワード・アグロフォレストリ―
◆ペイフォワード2021◆
そして、急速な感染拡大で幕を開けた2021年。以前にも増して、医療体制は逼迫し、長期化した闘いに苦しみの声を上げることができないほど、医療従事者は緊迫した状況下にあります。
「何か私たちにできることはないだろうか」
店頭を訪れるお客様からもそういった声が聞こえてくるようになり、チョコレートメーカーとして何ができるか考えてきました。1月2月はチョコレートメーカーにとって最大の祭典「バレンタインデー」に向けた繁忙期でもあります。
大切な人へ思いを込めるバレンタインに、医療従事者のみなさまへ感謝の気持ちを込めて贈る「ペイフォワード2021」を開始いたします。
*実施期間:1月23日(土)~3月6日(日)
*仕組み:オンラインショップにて該当のセット商品をご購入いただくと、セットに含まれる商品はご購入者様へ、ラングドシャ6枚(1箱分)は京都府内の医療施設を中心に、医療従事者の方々へお届けします。
*対象商品:こちら(Dari Kオンラインショップへ)
ご参加よろしくお願いいたします。