JR大阪三越伊勢丹での初日が終わりました。
Dari K店舗以外での出店、つまり百貨店への出店は
レイアウトを決めるところからはじまり、商品の管理の場所と
出店スペースを往復したり、レジの操作を覚えたり
7日間の出店のために莫大な時間と労力を使います。
もちろん、この出店が決まるまでには、伊勢丹に足を運び
バイヤーさんと何度も打ち合わせをしました。
そして今日の初日を迎えるにあたり、昨日は伊勢丹閉店後に
前のテナントが撤去したのを待ち、それから商品の搬入や
レイアウトを作ったりしなければなりませんでした。
作業は深夜にまで及んだため、結局大阪から京都に帰ることが
できず、近くのビジネスホテルに泊まりました。
そして初日の今日は、早朝から届いたチョコレートの
コーティング作業を伊勢丹で行い、開店を迎えたわけです。
何だか24時間のうちに、運送屋になったり内装工事屋に
なったり、ショコラティエになったり販売員になったり、
そして最後は電車で通勤のサラリーマンになったりと
随分多くの職業を経験しました(笑
でも身体はヘトヘトに疲れているけど、心は驚くくらい
満たされています!それは取りも直さずこのブログの
読者のあなた(!)に支えられているから。
そしてその中の何人かは実際今日伊勢丹にお越し下さいました。
本当にありがとうございます。
開店後間もない時から、以前Dari K店舗に来て下さった
お客様にはじまり、いつもブログを見てくださって今回の
出店を楽しみにしていて下さった方、また職場が大阪だからと
西宮や神戸、そして京都からも(!)来てくださいました。
熊本からちょうど大阪に来ているので、とお寄り下さったり、
私も欠かさずチェックしているブログ「チョコライフ」の
筆者の方も来てくださって情報交換したり。
閉店間際にも常連のお客様がきて下さり、ほんとうは
「大阪ではDari Kのことなんて誰も知らないかも・・・」
なんて内心ビクビクしていましたが、アウェーにも
かかわらず、ホームゲームのようなとってもやりやすい
環境で初日を終えることが出来ました。
これもホント皆さんのお陰です。
ありがとうございました!
Dari Kを始めて、「接客」という文字通り、多くの
お客様と接してまいりました。これまで仕事で人と会う、
というときはクライアントのところに行くとか、大企業の
経営陣と会って分析材料の情報を取りにいくことが殆どでした。
それこそプロフェッショナルなビジネスマン的なことが
多く、そこではリップサービスや作り笑いはあっても
大概見えない緊張の糸がピンピン張ってるような環境。
それとは一転して、Dari Kをはじめてから人と会うとは
お客さんと会ったり、インドネシアでカカオ農家の人と
会ったり、取材のライターさんと会ったりと
なんというか、心と心が通い合うような出会いが多いですね。
特にお客さんとのコミュニケーションは大事にしてきた
つもりだし、これからもここだけは大事にしていきたいです。
やっぱりチョコレート屋の前に、1人の人間として
いい付き合いをしていきたいと思います。
だってインドネシアと日本の友好に貢献、なんてかっこいいこと
いくら言っても、自分の周りの人に愛され、支持されて
いなかったら、結局仕方ないんですよね。
そういう意味でも、今日の伊勢丹出店は心が満たされる
充実した一日でした。明日もまた早起きしてフレッシュな
チョコレートを作って伊勢丹でお待ちしております。
もちろん京都のDari K店舗もオープンしております!
24時間で職業がコロコロ変わる
2011年12月15日