*5月12日にカタログ微修正しております。また申し込み先のリンクを本文に追加(赤字)しました。
皆様、大変お待たせしました!今年の「Dari Kカカオ農園ツアー」詳細が決まりましたのでこちらで発表させていただきます。
3月の告知では、7月・8月・9月の3回開催するとご案内しておりましたが、7月のツアーはサステナビリティ日本フォーラムの会員様専用のツアーとなりました。楽しみにされていた方には非常に申し訳ございませんが、8・9月のツアーも7月とは負けず劣らずエキサイティングなツアーになりますので、是非ご期待ください!
以前も告知させていただいたとおり、日本とかけ離れた異国の地で行う手作りツアーはあまりに濃い内容ゆえに、これまでの参加者はそれに刺激を受けて留学したり、就職先を変えたり、転職したり、チョコレート屋を開業したり、親子で良い思い出を作ったり、恋人が出来たり(!?)と、色んな意味で人生を変えてしまうこのツアー!
今回一般募集するのは、8月と9月の2つのツアー。同じインドネシアのスラウェシ島ではありますが、行き先は全く別なんです。もちろん内容も趣向を変えています。ですので、参加者の皆様の関心に沿った内容のツアーをお選びいただければと思います。
➀「Dari Kと行くカカオ農園ツアー9日間」 8月21日(日)~29日(月)
このツアーでは、Dari Kのカカオの生産地での取り組みを見るだけでなく、一緒にカカオの植樹や収穫をしたり、カカオからチョコレートを作る体験が満載です!
こんなに情報があふれている時代でも、生産者が何を考え、どういう想いでカカオを育てているのか?日常的に口にするチョコレートも、その原料カカオのことはあまり誰も知りません。ましてやその生産者のことはなおさら。
どこにも答えが書いていない。そんな疑問は現地に行かなければ分かりません。日本でつべこべ言っても何も始まらない!「百聞は一見に如かず」です!とにかく現地に行って、見て、体験・体感することがどれだけ大事かをきっとこのツアーは教えてくれるでしょう。
★1960年代にはカカオをほとんど生産していなかったインドネシアが今では世界第2位・3位のカカオ産出国になっているのはなぜ? ★13,000もの島々から成るインドネシアの中でもスラウェシ島が国内カカオ生産の7割以上を占めているのはなぜ?
★農家はどうしてコーヒーでもバニラでもなく、カカオを栽培することを選んだのでしょうか?
★今後も農家はカカオをずっと栽培し続けていくのでしょうか?
★カカオ農家のやりがいって「何」?
★カカオの価格はどうやって決まっている?
★フェアトレードやUTZ認証、レインフォレストアライアンスなどの認証は現地の生産者にどういった影響を及ぼしている?
★アグロフォレストリーを実践すると、農園や農家にどんな変化がもたらされる?
★美味しいチョコレートを作る秘密は?
★カカオの生産性をあげると、農家の所得はどれだけ増える?増えた収入で彼らは何を買うの?
★質の良いカカオを育てる条件とは一体なに?
★そもそもチョコレートを食べたことのない農家が質の良いカカオを育てられるの?
★カカオ農家の生きがいって何だろう?
★消費者として自分に出来ることって何?自分にしかできないことはある?
こんな疑問は現地を見ないと分かりません!
「Dari Kと行くカカオ農園ツアー9日間」の詳細はこちらをダウンロードしてください! カカオ農園ツアー2016(最終版)
お申込み先(ホワイト・ベアーファミリー): http://www.wbf.co.jp/kaigai2/Tourlist.aspx?tc=ZAI16KTDA009,ZAI16KADA009,ZAI16KGDA007
➁.「フェアトレードを超える革新的なビジネスモデルを学び、新規ビジネスを立案するインドネシア9日間」 (9月17日~25日)
「ソーシャルビジネス」「ソーシャルアントレプレナー」「BOPビジネス」など、途上国の課題をビジネスの手法で解決しようという動きに注目が集まる昨今。欧米では既に多くの大学やMBAなどの卒業生が、大企業ではなく社会性の強い企業に就職したり、自らベンチャーとして起業するケースが増えています。
やりがいがあるのは分かるけれど、純粋に起業することだけでも難しいのに、ビジネスで途上国の社会課題を解決していくということはさらにその何倍も難しい。でも難しいからと言って諦めてしまっては現状は変わりません。
このツアーは「途上国でビジネスを立ち上げる」ためのトレーニング(模擬練習)を行います。自分の商品やサービスありきで、それを途上国に持ち込むプロダクトアウトの考えではなかなかうまく行かない時代。現地で何が求められているのか、ニーズを探り、それを満たす商品やサービスを開発すること(マーケットインの手法)が重要ですが、それではいったいどうやってニーズを探るのか?またそのニーズを満たすリソース(資源)はどう確保するのか?
Dari Kのビジネスモデルを現場で学びつつ、現地の住民が置かれた状況を理解し、我々が考える課題ではなく、「彼らが認識している、あるいは彼らが認識はしていないけど潜在的に解決を求める課題」を抽出し、実際に参加者の皆様にその課題に対するビジネスアイデアを出していただきます。もちろんアイデアを出すだけではなく、それをビジネスモデルへと昇華させていただく時のポイントなども一緒に学びます。実際にこのスタディツアーで出たアイデアやビジネスモデルが今後日の目を浴びることも十分あると思っています!
本ツアーのパートナーはアイ・シー・ネット株式会社(http://www.icnet.co.jp/)。開発コンサルティング業界では言わずと知れたプロのコンサルティング集団です。ODAをはじめ世界各国で様々な案件をこなすアイ・シー・ネットの現地でニーズを汲んだりプロジェクトを遂行する上でのテクニックを学びながら、Dari K流のサプライチェーンマネジメントや出口戦略の考え方をマスターしていただきます。
本気で途上国ビジネスを考える人に送る本気のビジネス・ディベロップメントのスタディツアーです。
「フェアトレードを超える革新的なビジネスモデルを学び、新規ビジネスを立案するインドネシア9日間」の詳細はこちらをご覧ください。 Darik_Business_Study_Tour20160511
お申し込み先(HISスタディツアー部門):http://eco.his-j.com/volunteer/tour/ICNET-UPG9
どちらのツアーも魅力的でなかなか決められないかもいしれませんので、下記に比較表を作成しました。(写真をクリックすると大きく表示されます)
いずれのツアーも多くの学びや人生の経験になるものが多いものと確信しています。私たちDari K自身、消費者は貧しい生産者に対し何かをすべきだとかは思っておらず、一方で生産者が「やりがい・生きがい」を感じられずに農業などに従事するのは放っておけばいいとも思っていません。
生産者と消費者を結ぶ中で、知恵を出し合えば何か「より良い」社会になるはずで、そういう直接的なふれあいこそ、これからの時代に求められていることだと考えています。その意味でも、このツアーを通して参加者はもちろん、生産者を含めた全ての方にとってかけがえのない経験になることを祈っております。
是非皆様のご参加をDari Kスタッフ一同楽しみにお待ちしております!